日本の縮図でわかる!日本の健康や医療の実態

厚生労働省が発表した平成24年版厚生労働白書は、日本を人口100人に例えたり、日本の1日の出来事数(生、死、医療など)がまとめられており、とてもわかりやすい内容になっています。

【1】「人口100人でみた日本」(日本の人口100人に例えると)

・日常生活の悩み・ストレスを感じているのは?
12歳以上で46.5人
・病気やけがなどで通院しているのは?
37.0人
・生活習慣病にかかっている人数は?
11.5人(がん 1.2人 糖尿病 1.9人 高血圧性疾患 6.2人 心疾患 1.2人 脳血管疾患 1.0人)
・生涯でがんになるのは?
男性 26.8人 女性 21.5人
・メタボリックシンドロームが強く疑われる、または予備群は?
男性(40~74歳)11.9人 女性(40~74歳) 4.5人

現代人のストレスの多さや、病院に通院している方の多さが歴然としてきます。

【2】「日本の1日」(日本の一日に起こる出来事の数)によると

・生まれるのは2,879人に対し、亡くなるのは3,434人
・死因のトップはがんで979人、2番は心疾患で534人、3番は脳血管疾患で339人、自殺では84人
・結婚するのは1813組、対して離婚は646組
・入院しているのは139万人(がん等では15.9万人)
・通院しているのは686万人(がん等では21.8万人)
・国民が支払っている(自己負担)医療費は約101億7000万円(1人あたり79.6円)
・国民全体が購入している薬の金額は35億6000万円(1人あたり27.9円)
・国民全体の医療費は約986億5,000万円(1人あたり773.7円)

がんの死亡率の高さや自殺者の多さを再認識させられます。
また、医療費は自己負担のわりに全体の医療費が大きく、制度改革も待ったなしということがわかります。

【3】人口動態統計の同様のデータも参考に見てみると

ご参考までに、平成23年(2011)人口動態統計(確定数)の結果もみてみましょう。

死因順位の第1位は前年と変わらず、悪性新生物で、死亡数は35万7305人(死亡総数の28.5%を占める)、第2位は心疾患、第3位は肺炎。

悪性新生物について、部位別死亡数は、
a.気管・気管支及び肺の悪性新生物 70293人(前年より増加)
b.胃の悪性新生物    49380人(前年より減少)
c.肝及び肝内胆管の悪性新生物  31875人(前年より減少)
d.結腸の悪性新生物  31050人(前年より増加)
e.膵の悪性新生物   28829人(前年より増加)

また、女性に多い乳がんは12838人,子宮がんは6075人

【4】今からできること・意識したいこと

ちょうど、今年はがん対策推進基本計画が見直されており、第4分野別施策と個別目標の中の「5、がんの早期発見」によると、「がん検診(胃・肺・大腸・ 乳・子宮頸)の受診率を5年以内に50%(胃・肺・大腸は当面40%)を達成する」とあります。
私たちは、事前の健康管理などの予防策と同時に、予想に反して起こってしまったことへのリスク・ファイナンスの両方の準備が必要になってきます。貯蓄や保障の準備も大切です。そして、今からできることとしては、まだ20%~30%台にすぎないがん検診の受診率を少しでもアップできるよう声かけしていくことや、がんの早期発見による死亡率の低下やがんの治療費の軽減効果なども啓蒙できるようにしたいと思っています

<出所>
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei11/index.html
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/gan_keikaku.html
がん検診受診率
http://ganjoho.jp/public/statistics/pub/kenshin.html

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