地域に限定して目的を明確にした地域通貨は、世界でも1990年代から、日本でも2000年前後あたりから、導入された実績があります。
モモの作者でもあるミヒャエルエンデが語ったという、経済の歪みを正面から見てみると(エンデの遺言など参照)、
確かに、中央銀行が発行するおカネによる信用創造をもとに、金融はトップダウンで、膨張してきたことがわかります。
その一方で、生活者の行動をしっかりと評価して、
地域に根差し、地域に還流して、経済的にも精神的にもつながりを感じて幸せになれるツールとして、
地域通貨はとても重要な役割を担っています。
今回、最近の電子マネー関係の技術の進歩を勘案しながら、
木更津市の電子地域通貨の推進研究会で提案をされるTea Farm Japanさんのサポートをさせていただきました。
これから、行政と企業、金融機関が一つになって、
一層、各地域が経済的にも工夫しながら元気になり、
私たち住民も働き方や子育て、介護などを含めて、
お互いに助け合っていくことに誇りもって生活できる社会になっていける1つのモデルとして、期待しています。